専門用語辞典

ここでは、MeLoDi内に登場する用語のうち、認知度が低いものやわかりにくいものについて解説をしています。用語が登場するページへ戻れるリンクもついています。

音楽図書館情報学入門

音楽図書館とは

LD(レーザーディスク/Laser Disk)
 1990年代前半に普及した映像記録のための光ディスク規格。ビデオ-ディスクの一方式。直径30cmの光ディスクの両面に最大2時間の映像と音声が記録でき、これをレーザーを使って再生することからこの名前が付いている。CDの開発でも知られるオランダのフィリップス社が77年に開発・発表した。80年代後半からVHSビデオにとってかわるデジタル媒体として注目された。90年代後半に、より低価格でサイズも小さいDVDが普及し、2009年春にパイオニア社がプレーヤーの生産を終了することで、レーザーディスクの衰退は加速することとなった。
出典・参照:大辞林 第三版,知恵蔵2014
自筆譜
 作者自身が記した楽譜。自筆譜は作者が監督して作製したコピーおよび印刷譜を除いて、その曲の最も権威ある楽譜であると同時に、その曲の真意を判別し、あるいは成立年代を決定するためにも、大いに役立つものである。
出典・参照:新音楽辞典.p259
音楽情報センター図書館
 各国に存在し,通例政府の出資によって運営されているが,音楽出版産業との共同出資の形を取るものもある。主な目的は,国内外で自国の音楽を振興することである。総譜,パート譜,録音資料,書籍,論文,音楽作品の分析,インタビュー,新聞・雑誌の切り抜きなどを収集している。近年,比較的新しい種類の音楽図書館として発展している。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p289
作曲家協会図書館
 ほとんどの国には芸術財産の保護を目的とする組織がある。創作者への援助のほか,著作権や上演権その他の権利についての情報提供を行う。これらの協会のアーカイブ(記録の保存)には,自筆譜や初期の版と同様に,作品に関する書簡や契約書が保管されている場合がある。例は,ニューヨークのブロードキャスト・ミュージック・インコーポレーション,パリの音楽作詞家作曲家出版者協会,マドリードのスペイン著作者総協会,英国作曲家ギルド,オスロのノルウェー作曲家協会,ベルリンのドイツ作曲家音楽学者連盟が挙がる。作曲家協会が音楽情報センターの機能や管理に関与している場合もある。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p289
歌劇場図書館
 多くの歌劇場には,その活動にかかわる資料(スコア,オーケストラ関係資料,プログラム,舞台美術,衣装など)がほぼ原形のまま保管されている。ベネチアのフェニーチェ座,ミラノのスカラ座,パリ・オペラ座の図書館,博物館が価値が高いとされる。パルマでは,レージョ劇場に歴史文書館が置かれ,市立図書館の一部として管理されている。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p289
音楽出版社図書館
 長い歴史を持つ老舗の出版社では,出版した作品の自筆譜や初期の版,印刷原版,作曲者と取り交わした書簡や契約書,あいまいだった日付やその他の重要なデータを収めた出版記録を保管していることが多い。このような出版社の中には,目録や初期の活動についての資料を多年にわたり出版しているところがある。記録を公開していない出版社でも,研究者に対しては情報提供をするところがある。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p289
放送局図書館
 放送局(ラジオ,テレビ局)図書館は,商業資料としても放送番組用としても自らが作成したAV資料を保管している。これに加え,特定の機会のために作成した未出版の手稿譜や編曲作品の他,音楽に関する参照・照会業務(レファレンス)の優れた施設を所有する所が多い。ロンドンの英国放送協会(BBC)が例に挙がる。日本では,埼玉県のNHKアーカイブス,神奈川県の放送ライブラリーがこれにあたる。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p290
音楽院図書館
 教育や演奏のために現代版楽譜や教科書が蔵書として集められている。時間が経つにつれ,これらの蔵書は歴史的な財産となり,独自の価値を持つ貴重な研究資料群を構成した。18世紀末から19世紀初めにかけて創設された音楽院の中には図書館を同時に設置し,一国あるいは地域の音楽の伝統を示す初期の資料の収集と保存を行ったものもあった。ストックホルム,プラハなどの各音楽院,ナポリの各種機関に見られる。パリ音楽院は豊富な一次資料のコレクションを持っていたが,保存とサービス改善のために国立図書館の音楽部門に移されている。アメリカでは音楽院と大学が統合される傾向があり,これによって,演奏と研究の二重の要求にこたえる大規模な図書館が発達した。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p288
修道院図書館
 中世末期には,修道院の蔵書は戦争や騒乱によって放置あるいは破壊されたものもあるが,一方では優れた質と豊かな量を持ち生き残ったものもある。音楽理論に関する論文,典礼作品,その他の音楽作品に限らず,宗教関係やその他のあらゆる書物がかつて集められていた。かつて修道院の蔵書だったものが,とりわけフランス,スペイン,イタリアの市立図書館の意外な場所で発見される場合もある。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p288
大聖堂図書館
 10世紀以降,修道院図書館よりも大聖堂図書館が重要になっていった。大聖堂図書館はたいてい街の中心近くにあり,聖職者の養成学校や普通教育の学校としばしば結びついた。大聖堂図書館の蔵書は内容が広範囲で新しく,組織化が進んでいた。また,大聖堂には礼拝の奏楽を行う演奏者が所属していることが多かった。こうした理由から,また所属の音楽家からの所蔵資料の寄贈などにより,多数の大聖堂に重要な音楽資料が残された。このような大聖堂図書館の豊富な蔵書の中には,政府の文書館に組み込まれたものもある。
出典・参照:ニューグローヴ音楽大辞典 別巻1.p288


音楽情報について

録音資料について

SPレコード(Standard Playing record)
 直径25および30センチメートルが標準で、30センチメートルの場合、演奏時間は片面約5分である。硬度は高かったが、もろいためレコードを落下させたり針を乱暴にレコード面に当てたりすると割れたり損傷したりする欠点があり、取扱いに注意が必要であった。長い間レコードの主流として広く使われ、名称もその実績に由来する。しかしLPレコード、EPレコードの開発以後、主流の座をこれらに譲り、国内での生産は1970年(昭和45)ころをもって終了している。
出典・参照:日本大百科全書(ニッポニカ)
LP(Long Playing record)
 従来のSPレコードに比べて微細な音溝であるため、同様な音溝をもつシングルレコードやEPレコードとともにマイクログルーブレコードともよばれる。直径30センチメートルが標準で、この場合、演奏時間は片面20?30分である。直径25センチメートルのものもある。取扱い、演奏時間、音質、雑音などのすべての点でSPレコードに勝り、レコードの主流であった。LPレコードの製造は2000年代に入って以降も続けられているが数量的には少なく、統計にあがるまでには至らない。需要もアナログ録音の音をとくに好む愛好家向けや、DJ(ディスク・ジョッキー)がスクラッチとよばれる特殊な演奏効果(レコード盤の摩擦によるノイズを用いた技法)を演出するためなどに限られている。音楽の記録媒体としての主流の座は降りたが、LPレコードが音楽文化に尽くした貢献は大きく、歴史に名をとどめるべきものである。
出典・参照:日本大百科全書(ニッポニカ)
オープンリール(open reel)
 リールに巻きつけただけで,カセットなどで保護されていない磁気テープ。オープン-テープ。
出典・参照:大辞林第三版 ,IT用語辞典バイナリ
DAT(Digital Audio Tape または Digital Audio Taperecorder)
 音声をデジタル信号化してテープで録音・再生するシステム。また、そのテープおよびテープレコーダーのこと。小さな幅 3.81mmのテープに,デジタル化された音の信号を最長2時間録音できる。 音質がよく、コピーによる音質の劣化もない。曲の頭出しやスキップ機能など操作性がきわめて良い。CDと変わらない音質のため,著作権保護に関する国際的な問題が生じ,CDからの直接のデジタル・コピーはできない方式となって,人気もいまひとつ盛り上がらなかったが,シリアル・コピーイング・マネージメント・システム (SCMS) の採用によって,CDからのデジタルのコピーは,1世代まで許可されるようになり,これからの普及が期待される。ディーエーティー。
出典・参照:デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典