音楽図書館員とは

音楽主題専門の図書館員の特色や、アメリカと日本での現状について解説しています。


     ここでは、音楽分野の専門図書館員のことをさします。
     音楽をはじめとした主題専門の図書館員を養成するための専門教育は、欧米では比較的長い歴史を持ち、特にアメリカが音楽分野の教育プログラムを長く継続しています。

     アメリカでは、音楽分野の主題専門教育プログラムは次の3つのタイプがあります。

    1.図書館・情報学と音楽学(または音楽史)との複合学位システム
    2.音楽図書館学または音楽図書館・情報学専攻コース
    3.選択科目としての音楽図書館学

     しかし、日本では、欧米のような専門教育はほとんど行われておらず、音楽分野専門の図書館員を養成するための正規の教育プログラムは存在しません。
     現在の日本で音楽図書館員と呼ばれているのは、
    1.司書資格を持ち、音楽主題に強い関心・興味を持って音楽図書館に就職した人
    2.音楽大学で音楽学などを学び、図書館の仕事に興味と魅力を持って音楽図書館に就職した人
    のような例が考えられます。

     アメリカのように音楽図書館員としての専門教育を受けているわけではないため、就職した後に音楽図書館として要求される知識や技能を自力または組織的な研修で身につけていくしかないのが現状です。